2011.05.22
なのはに飽いたら
っきゃぁぁぁぁぁぁっ!?何これ?ナニコレぇぇぇぇぇっ!!!!
少女漫画好きの諸兄に重要なお知らせ。今月発売のコミックハイ!6月号はチェックしないとです。
新連載の「悪戯ちょうちょ」(著:綾瀬マナ)。
これすごい。ここまで一気に引きこまれた「第1話」というのは、本当に久しぶりです。強烈に受けた印象を一言で表すとしたら「瑞々しさ」とかそんな感じ。柑橘系フルーツにかぶりついたような、フレッシュでウェットで甘酸っぱくてちょっぴり苦い、背筋がぞくぞくする感覚。俺の乙女袋がもう、ほらみんなあんじゃん乙女袋、みぞおちの少し上らへんにある臓器だけども、あすこがもうキュンキュンして大変。
ええと、俺みたいなヒネたキモヲタとしては「ルックスがはるかさんとみちるさんの『さくら』と『なのは』がキャッキャウフフする作品なんだぜ」とでも言ってアピールすることもアリなのですが、ちょっとそういう冗談を言う気分ではありませんし。この作品を単なる「百合」としてジャンル分けするのも何か違う気がしてやめてくれと言いたくなります。そーゆーんじゃなくて何かもっとこう、ふわふわきらきらちくちくした、とてもイイモノなんすよきっと。
まだ第1話なので、内容については上記リンク先にあるあらすじ以上のことは申し上げられませんけど。ヒロイン二人の表情、コマ割、構図、トーンの使い方、物語のテーマ……全てにおいてすっごい「少女漫画力」を感じます。そして何よりラストの魅せ方が素晴らしい。尋常じゃない盛り上がり&切れ味のヒキ。むしろ読み切りでもいいくらい。この先どんな展開になろうとも、俺としてはこの第1話が見られただけで大満足、幸せです。
コミックハイ!には他にも「魔法が万能だなんて言ったやつ誰だ!?」(著:松崎豊)がありますし。当初の目当てだった森永みるくの連載が終わってしまってさてどうすっかと思っていた所、急激に俺の中での重要性が上昇中。2作とも隔月連載ってのが残念っちゃあ残念ですが。この続きが読めるのならば、もう少し頑張って生きてみっか。そう思わせてくれる作品に出会えるのはとても嬉しいことなので、俺もイモムシからちょうちょになるべく努力したいです。
……問題は、サナギからちょうちょが出てくる保証が無いんよね俺の場合。別に蛾とかでもいいんだけど。どうすんだよ、イモムシ→サナギ→イモムシを繰り返すふしぎな生き物とかだった場合。だったら今のままでいいんじゃねえかと、部屋の中でごろごろしている日曜の午後。割と幸せ。