2011.04.16
でっぷりンセス
家族の中で、キモヲタは俺だけなんよ。
いやそれは当たり前、キモヲタ一家なんてのはまず無いでしょうけど。そーゆーんではなくて。買い物の仕方と言いますか、物事への興味の持ち方と言いますか。俺は根っからのヲタク気質なんで、たとえば凄く美味しい、面白いと思った物に出会った場合、「他にももっともっと自分好みの物が世の中にはあんじゃね?」と、あれこれ色々手を出したくなるんす。それはもう、ここの日記を読んでいただければお分かりのように。
一方で俺以外の家族は、ひとつ「これ!」と決めたらずっとそれで満足して、買い物の仕方としてはその品物をより安く、沢山買える所を確保するといった方向性になります。それはそれで理解できるやり方ではありますけどね。実家で暮らしていた頃を思えば、父親はいっつも同じ銘柄のビール飲んでたし、母親はいっつも同じTV番組見て同じ雑誌読んでいたし、リアル妹は俺と目も合わさず口もきいてくれなかったし。
で、ここから出てきたありがちな結論は。もしかして俺だけ、別の家の子じゃないかな?そうだきっと俺は遠い遠い異国の王子様で、何らかの深い事情があってこの日本のしょぼい家庭に預けられているけれど、いつか迎えが来るのだろうと。国に帰れば、金髪ツリ目ショートカットでちょっとSっ気のある超絶美少女なお姫様が待っているに違いない。違いないとは言え、それにしては迎えが遅い。遅すぎる。たぶんあれだ、中央線が信号機トラブルか何かで遅れているからだと思う。だからもうすぐ来るハズ。じゃないとね、さすがに俺も王子って年齢じゃなくなってきているし。そうするとそのお姫様も、もはや美少女ではなくでっぷりとした何かである公算が大きく、それは勘弁していただきたい。だからもはや迎えが来ては逆に困るのであり、いつ来るだろうか、明日だろうか明後日だろうかと怯える日々が最近続いている、というワケなんですよ先生。
何の話でしたっけ?
そうそう、成年向けコミックスの話でした。それでは最近買ってきた中からお気に入りの作品を紹介しましょう。
「彼女が堕ちるまで」(著:ハルサワ、真激COMICS)と「キス×アス」(著:堀博昭、WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
いずれもおにゃのこ視点好きには大変オススメです。堕ちてゆく心理描写がとてもやらしい。「彼女~」の方は著者の初単行本らしく。今後も追いかけよう。「キス~」は同じ著者からかなり多くの既刊が出ているみたいで、俺のレーダーもまだまだ取りこぼしがあるなあと反省。絵柄自体は俺のストライクゾーンど真ん中ではないのですが、シチュエーションがですね。おもちゃを挿れたままほにゃららというのはほら、ステキだし大切だから。
全体から言ったら少数派なんでしょうけど、ヒロイン視点ってのは一定の需要あるのですよ。どんどんアピールして、セールスポイントにして欲しいです。俺の場合かなり症状が深刻で、アニメ、漫画、小説、ゲーム、あらゆる媒体においてこだわりありますからねえ。魔法少女、変身ヒロイン好きだって多分にその属性が原因ですし、巷で人気のある男主人公のハーレム系作品は全く受け付けませんし。俺、一体何でこんな風に育ってしまったのでしょうか。やはり異国の王子である可能性。