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2009.08.27

DSのDSやってます

夏コミが終わって多少時間に余裕が出来たので、何かゲームでも始めよっかなーと思いまして。本当は英雄伝説「朱紅い雫」「海の檻歌」あたりをこの機会にちゃんと解きたかったのですが、前回も愚痴ったように冷房の無いこの部屋で、いいかげんガタが来ている旧PCを長時間使うのはできれば避けたくてですね。
ぼーっとベッドに寝転がっている状態でふと手をのばしたのが、ずい分前に救援物資として送ってもらっていたDSソフト「女神異聞録デビルサバイバー」、これがかなり面白い。ここ数日すっかりハマっておりまして、今更ながらちょいと感想をば。もちろんネタバレ無しです。
いきなり余談ですが「女神異聞録」ってのは、本来ペルソナシリーズ(つっても1作目だけだけど)に付いていたタイトルだったんすよね。今や本家メガテンよりもペルソナの方が有名になっちまって、メガテニストのはしくれとしては少々複雑な気分です、が、ペルソナも好きだしどうでもいいんだホー。最近は同人界も勢いがあって出来の良いP4本が多く喜ばしい限り。世間的には割と少数派のようですが、夏コミで主人公×千枝本があって嬉しかったです。凄えこっ恥ずかしい少女漫画みたいなノリで最高でした。てか、一番メジャーなカップリングが主×陽ってのはどうなのさ。
さて本題。本作は「ラングリッサー」等で知られるキャリアソフトの方が関わっていると聞き、もともと個人的にかなり期待していたのです。戦闘はマップ上のマスでユニットを動かすいわゆる戦略シミュレーション形式で、これはメガテンやペルソナというよりはあれですね、「魔神転生」を彷彿とさせます。あー!その名前を聞いて不安になっちゃダメぇ!(注:そもそも魔神2は良ゲーらしいです)大丈夫、SLGパートは非常に良い出来です。リーダーを先に倒してしまうとユニット全部が消滅してしまって傭兵(?)の経験値が半分しかもらえないという、ラングファンには懐かしい要素も。
今回一番面白いなあと思った点は、悪魔の各種族に特有のスキルがあること。移動、回復、攻撃補助など効果は様々、コマンドで使用するものもあれば自動で発生するものもありまして。人間キャラのリーダー+仲魔2体によって1つの自ユニットが構成されるので、「仲魔単体としてはアイツの方が強いけど、コイツの特有スキルは捨てがたいしなあ……」とあれこれ頭を悩ませることに。さらにある程度慣れてくると種族特有スキルの中にも使える組み合わせがあることが分かってくるのですが、かと言って全員をその組み合わせにするとパーティバランスが悪くなるからそうも行かず、かつお気に入りの悪魔は贔屓したいとかその辺りの兼ね合いも絡んできてもう大変。各キャラに付けられるスキルもコマンド、自然効果それぞれ3つずつしか枠が無いため、試行錯誤が楽しいです。
一方、相変わらず悪魔との交渉は無し、合体素材の悪魔はオークションで魔貨をはたいてほぼ自由に入手、合体結果は前倒しで一覧表示される(説明が難しいですがやってみれば分かります)等々、メガテニストにとっては少々残念な点も(STRANGE JOURNEYでは久々に悪魔との交渉が復活するみたいですね、楽しみー)。でもまあ「主人公のLVをあと2つ上げればアイツが作れるから、今のうちにコイツとソイツを作って育ててこのスキルを事前に覚えさせておくだろ、で……」なあんてメモ取りながらやっている時点で、俺は既に充分ハマっていると思うのです。
基本的に戦闘バランスは上手く調整されていて、中盤以降ちゃんと考えてスキル継承させたパーティを組んでいかないとあっさりやられることもありますが、SLGとして見た場合難易度は決して高くはなく中の下あるいは下の上といった感じだと思います。フリーバトルでとにかくLVさえ上げておけば適当なパーティでも割とどうにかなりがちという設計には、賛否両論あるかもしれません。有り体に言えばお手軽なのです、良い意味でも悪い意味でも。多分制作側は意図的にやっているのでしょうし、これが携帯機の作品であることを考えると正しい選択だと思います。
そして俺にとってはビール片手にプレイするのに丁度良い難易度なのですよこれが!ペールエールをちびちび飲みながらゲームをする、これほどの幸せがこの世にあるでしょうか!アメノウズメ様の舞を見ながら酒盛りをする、これが日本人としてのLAWなのでございますいやむしろCHAOSかも。