Kei's Asylum

前線での補給の重要性については、今さら語る必要もありませんよね。ミッションを完了したものの帰還するための燃料が足りない、そのような事態があってはなりません。
これすなわち日本橋オタロードに赴いて、祖父からアゾンそしてメロブへと渡り歩いて任務を果たしたものの、このままでは力尽きてしまう！どっかでご飯食べたいしお酒飲みたい！なのです。
そんな流れで先日、普段とは少し趣を変えまして。以前から気になっていた店へと行ってきました。場所はココ。
何と某デパートの8Fという、キモヲタな俺にとってはアウェイもアウェイ。そんな時、ふと胸をよぎるいつもの呪文、ティンクルティンクルマジカルチャーム。
「お、おおお俺、NY帰りだし確か？　向こうのカ、カカカフェにだって入ったことありますから？　それに比べたらこんなのぜんっぜんたいしたことないしマジで」
覚悟を決めて挑みます。では　ゆけ！　ゆうしゃ　きもをた　よ！
でもさ。そりゃ俺ことへっぽこ勇者がいきなりロンダルキア行ったらシルバーデビルに瞬殺されるとして。それに比べたらムーンブルクだから大丈夫だろうと思っているとマンドリルに瞬殺されんだよね結局。世の中そういう仕組みになってんすよ。あまつさえ。

ぶきや　ぼうぐは　そうびしないほうが　よいときも　あるぞ。

右手奥、ちょいと珍しかったので頼んでみたオリーブのフライ。うまい。オリーブなら白ワインかなあという所ですが、これならビールにも大変合います。手前が定番メニュー、牛肉の煮込み。これまた美味しい。写真のビールは当日飲んだ中で一番印象に残った「ウェストマール・ダブル」。苦くはなく、でも甘過ぎもせず。飲み込んだ後に幸せがお口の中にじわじわ残るという、素敵な体験をさせていただきました。満足。
全体的にお値段は少々高め、ビールのラインアップも有名どころに絞ってある感じですが、オタロ帰りに寄れるというポイントは大きいかと思います。
ランチやディナーのピークを避ければエンカウント率（何との？）はかなり低いので、俺みたいなのでも割と生還できます。専門用語で言うところの「なんとか致命傷で済んだぜ」的なやつです。ちなみになんばの地下街にも系列店があって。俺らにとってはそっちの方が遥かに入り易いかもですよー。……それじゃこの大騒ぎは何だったのか。
とまあ、半分ネタ的に報告差し上げましたけど。実際にはカウンター席がある店なら独り客だってウエルカムだと思われますし、こういうのも割とアリだと信じております。ほら基本的に俺ら、混み合う時間帯をあえて避けてモリモリ飯食ってガブガブ酒飲んだらサッと退散しますから。店側にとってはそれなりに上客なんじゃねえかなと。……多少挙動不審なのは大目に見ていただきたく。懲りずに行きますこれからも。