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2008.01.09

ぱりらりらっぱっぱー

冬コミん時に知人との話に出た、「ほのかLv.アップ!」既刊をまとめて買ってみましたよ。これ、すげーイイ。基本はほのぼの少女漫画系な絵柄&展開ながらも、業界のダークな部分(とは言えめっさマイルドに描いてあるんだろうけれど)にもちらと触れてあったりして、なかなか読み応えがありました。ぶっちゃけ個人的に一番ぐっと来たのはゲーム製作云々ではなく、衣璃さんと即売会に行く話だったりしますが。
そういや俺も子供の頃は、「将来ゲームを作る仕事がしたい!」って思ってたなあ……。

~XX年前の俺へ~

「よう!元気か?お前のその夢は、幸か不幸か叶わなかったけどさ。今でも俺、『何かを作りたい』ってあの頃の気持ち、ほんのひとかけらだけど大事に心に抱えているつもりだぜ。表現の形は違うけれど、ちっぽけな自己満足に過ぎないけれど、単なる現実逃避なのかもしれないけれど。それでも、ここ数年でようやく少しずつ、不器用ながらも自分の想いを形にする術を見つけつつある気がするんだ。だから、安心してくれよな!」
「そういやお前、今何してたんだ?……ああ、IとTと遊んでたのか、懐かしいな。聞くところによると、アイツラも立派な大人になっているらし……え?俺??い、いや、俺はその、立派かどうかって言われるとな、それはちょっと……あー待て待て違う違う違う違うから。な?ちゃんと楽しくやってんだって!」
「いいですかー?まず!何と、自分専用のパソコンを持ってます!な?すっげーだろ?な、な?それと、良く聞けよ?毎月、好きなゲームを3本以上も買ってます!!どうよ?いいだろ、な!?だから安心してく……え?仕事??」
「……うん。し、してるよ?一応。いや、『どこ』って、お前、それはな、え?SニーとかN天堂とか??……。……あのなボウズ。世の中にはな、お前が名前も知らないような会社はたーくさんある。むしろそーゆートコの方が多いの、おk?そこで大勢の人達が、一所懸命働いてんのこの国の経済を支えてんの、ワカル?まあ、確かにね。お前の知っているような企業と比べたら、そりゃあ給料はちょっとばかし安いかしんない。でもね?世の中ってモンはそうそう……」
「あ!お前、何だよその顔はっ!?元はと言えば手前ェがちゃんと勉強しなかったのが悪いんじゃねぇかよ?んだと『ボク学校のお勉強は得意だから大丈夫』って、てめ、その慢心の所為でッ……。まあいーよいーよ好きにしろよ」
「それよりだな、この時代のお前に言っとくことが一つある。いいか、体育の時間にブルマとかよーく見とけ。ガン見しとけ、な?『別にきょーみ無い』ってお前!?ったくこれだから最近のガキは?物のありがたみってモンが分かっちゃあないねぇ!いつまでも同じものがあると思ってたら、大間違いだよ!?っとにもう!」
「そうかそうか、お前がそういう態度取るってんなら、一つ教えてやるよ。お前が密かに好きなSさんな?あー!赤くなったー!ヒューヒュー!!……ん。で、そのSさんな。数年後、凄っげえヤンキーになっから。話しかけるとか、そういう次元じゃなくなるから、な?覚悟しとけ?あーそれからお前が2番目に好きなYさんだけどな……って痛ッ!?いってぇな、おいやめろコラ!Sさんはそんな子じゃない?ばっかなるんだよ!なりますー!なるんですぅー!んだよだったら証拠あんのかよ、なんねぇっつう証拠見せてみろよ!?ばーかばーか!……『バカって言うヤツがバカ』って言うヤツがバカなんですー!お前の母ちゃん×××ー!!」
……いや別に、久々の出勤で俺の脳がアレな感じになったワケでは(さほど)なくて。昔、伊集院のラジオで「夏のタイムマシン」っつー俺の大好きなコーナーがあってさ。少しそれっぽく書いてみたんすよ。今日のまとめ:俺Lv.アップしてねえ。ホントにさぁ、実家帰るとロクな事無いね。色々記憶の扉開きそうになったけど、ンなモンそっこー封印だよ封印。
ところで。これはさすがにXX年前の俺には言えなかったことなんですけど。先に挙げた「ほのか」を買いに行った時に、たまたま「キャノン先生トばしすぎ」初回版を見かけて、つい買っちまったワケですが。
泣きました。・゚・(つД`)・゚・
あのさ俺は多分、「あの頃のオタ」よりも少し後の世代なんですけど。それでも分かります伝わります。成年向けコミック読んで感動したのって、割と久しぶりですわー。何と言っても、牛田さんの最後の一言がカッコ良いの何のって!凄えなやっぱ漫画って面白え、な!!