2017.05.31

まーたやらかした

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この厳重な梱包の中身は例によって……
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海外から届いたお酒です

宅配便受け取るのに休みを取るってのも社会人としてどうかと思いますけど。今週末は外出予定あるし、今日しかチャンス無かったんですよ。

あいかさんにピント合わせたからぼやけていますが、一番のお目当ては右端のクライヌリッシュ。このOld and Rareシリーズでしかも「ワクシーなクライヌリッシュの最上級代表例」なんてコメント付いていたら! 買うしか!

後はせっかくだし日本に入ってきていなさそうなものをと思って選んでみました。左はフェイマスグラウスの文字が目立ちますがグレンタレットです。コモンウェルスゲームズという大会の記念で、前回スコットランドで開催された2014年にボトリング、さらにその前にスコットランドで開催された1986年の原酒という、コダワリのヴィンテージ。ボトリングの年から考えると売れ残り感はありますが、80年代タレットには当たりが多いと個人的には信じているのでまあいいですわ。

中央はグレンギリー。今年の2月にイギリスで開催されたウイスキーショー向けの品とのこと。最近のシグナトリーでは珍しく? でっかく羽ペンがラベルに描いてあるのが嬉しいです。

とりあえずそのグレンギリーを味見してみました。香りが複雑でめっちゃ良い。公式コメント通り、少し煙い感じと、リンゴ系のフルーツ感ある。味の方はオーソドックスなバーボンカスク+αという印象。高品質でバランス良し。個人的にはもっとヒネクレた酒が好みですけど、まあこれはこれで。

でもなあ変な話、これならこの前東京で買ったグレンキースの方が好みかもなあという気がします。一時期より少し上がったもののまだまだポンドは安め、それでも今回も送料と税金とを考えると決して安くはないお買い物。ちゃんと国内で探した方が基本的には良いのかもしれませんね、と今更分かりきった結論に辿り着いてしまう。

さておき、来月は2回ほどウイスキーイベントに参加する予定がありますし、楽しみ。夏コミ当落発表も、怖いけど楽しみ。

2017.05.26

好きとか嫌いとか

(ちょっとあまりにも読み難かったので一部加筆修正しました)

「ぷしゅー」とか「しふくぅぅ」とか、俺大っ嫌い。

……ゴメンなぁ、久々に日記更新したと思ったらいきなりこんなネガティブな話題で。大人には色々あんのよ。いやまああれよ? 言うほどのこたあ無いですけども。普段通りの砂を噛むような日々ですけどもそれは良いとして。

今更ですが変な揉め事を避けるべく、あえて作品の固有名を出すことは控えまして。俺の日記を気まぐれに読んで下さっている方々、かつ上記のワードでピンと来る方々のみに向けて書いているつもりで。気になる方はぐぐってみて下さい、たぶんそれぞれ一発でそれらしき作品がヒットします。

前者はまだ、「あー、何かこいつ勘違いしとるわ」ってスルー出来たのですが後者に至っては。つい最近、アニメ化決定記念か何か知らんけど、俺が購読している週刊誌に出張掲載とやらで目にして以来、吐き気をもよおすほどの嫌悪感を抱いておりまして。

とりあえずの結論は出ています。

「お前ぇに向けて作ってねぇから!」で、済む話だと思うのです。

ただ、良く言われるように、「好き」の対義語は「無感動無関心」キリが無いね。逆に俺がここまで気持ち悪くなるということは。作品としての価値を何らかの形で感じているのではないかと。それを認めた上で、ウイスキーヲタクを自認する身として何故これほどまでの拒否反応が出るのかという事を、ちょっと分析してみようかと思った次第です。それにお付き合いいただける方がもしいらっしゃれば、この先へとお進み下さい。

【お酒のラインアップへの疑問】
うん、そりゃさあ俺も別に? 「カクテル」と言った時に、まずはマティーニやマンハッタン! なんてセオリーを唱えるつもりはありません。実際あれですわ、マティーニを初めて飲んで「美味え!」と思う人の方が少数派じゃね、ってのは分かっているつもりです。けどね。上記の某作品、WEBで公開している話があるらしくて。第1話から第3話を読んでみたところ、紹介されているカクテルが。

梅スプレッド(?)、カルアミルク、カウボーイ。

……え?

何より。最初の梅スプレッドって、何? いやまあ俺は、スコッチファンではあるけどもカクテルに関しては素人同然なので、単なる無知の所為なのかもしれませんけど。聞いたこと無いっすよ? 少なくとも俺が普段通っているバーで、「マスター、『梅スプレッド』頂戴」って言ったら、「……はい?」って聞き返されること必至だと思いますよ? それなりにちゃんとしたバーで、梅酒置いてある所って結構少ないですよ? それを第1話にあえて持って来るって?

次いで、カルアミルクはまあいいとしてカウボーイ。これは諸説あるものの基本的にはその名の通り西部劇やら何やらのアメリカをイメージしたカクテルで、よく知られたレシピはそのアメリカのバーボンウイスキーを使うはず。それが単に「ウイスキー」という記載って何だそりゃ。これがたとえばですよ、「オーソドックスなレシピではバーボンウイスキーを使いますが、実はシェリーカスク熟成のウイスキーも牛乳との相性は結構良くて、スコッチウイスキーで最近流行りの、短熟グレンロセス等を使っても面白いですよ!」みたいなコメントがあれば、充分受け入れられるのですが。何すか単に「ウイスキー」って。この辺りで既に、この作品に対して俺の頭の上には大きな?マークが出てきているのですが。ひとまず次に進みましょう。

【リアリティの無さ】
作中では家飲みで、色々なカクテル(?)が登場するようです、が。実際問題、家飲みで多種多様なカクテルなんか飲めやしないっすよ! ボトルの置き場所無いですし、度数の高いスピリッツならともかくリキュールはフルーツ系とかクリーム系とかかなり早く劣化しますし。家庭で置いておけるお酒には限りがあるのです。だからこそ、BARで飲む楽しさや有り難みがある訳で。

そもそもこの作品、カクテルを「作る」シーンの描写が全くと言って良いほどありませんよね? いえね、夫婦どちらかのご家庭がもの凄く裕福で、広大な地下倉庫があってお酒は全て管理されている、みたいなトンデモ設定があればまだ納得出来るのですが。

フィクションに対してそんな野暮な事言うなよ、という意見もあるとは思いますけど、それにしても何か引っかかるのです。引き続き検討します。

【プロフェッショナルの仕事をあまりに軽視してはいまいか】
最初に言うときますけど、いわゆる「バーテンダーさん」って凄いですよ? 各種お酒の管理、グラスの選び方、氷屋さんから仕入れた氷の扱い、シェイクやステア等の技術の研鑽、客の好みの把握、店内にいる客全員への配慮、等々……。この作品では、基本的に主人公の旦那らしき人物がカクテルを作っているようですが、この旦那とやらはバーテンダーとしての修行を積んだ方なのでしょうか? とてもそうは見えません。ウイスキーヲタクとしてあえて言わせていただけば、カクテルというものは。単に材料を混ぜればよいというものではありません。

ここまでで感じた疑問に対して、一つの反論があると思われます。いやいや本作の主人公は、お酒を飲むと「素の自分」が出てしまって恥ずかしいから、あえてBARではなくて「宅飲み」をしているんですよー、っと。

だとすればここで、少し視点を変えてみたいと思います。誤解を恐れずに言えばこの作品は、たとえば寿司が大好きだけど外食すると寿司屋の大将とどうしても喧嘩になるから、仕方なくコンビニでパックの寿司を買って自宅で食べているおっさんの話だと考えれば。……んー、別に腹は立たないですよね、むしろその前提で色々なコンビニ寿司の分析とか紹介とかしてもらえれば、結構面白い作品になるんじゃねーの? とか思いますわ。一体何が違うのでしょう。

そう考えた時に一つ思い当たるのは。本作にはネガティブな姿勢が一切見受けられないこと。上記の例であれば間違いなく「本当はちゃんとした寿司屋で食べる方が美味しいということは分かっているけど、仕方無く自宅で食べています。それはそれで悪くは無いですよ、だからその魅力を語りましょう」というスタンスが読者に伝わると思うのです。その一歩引いた姿勢が無いんじゃなかろうか。

「外飲みで素の自分を晒すのが恥ずかしい」という設定ですけども、実際にその描き方を見ればこれ。本人は恥ずかしいと思っているけれども周りから見たらむしろ可愛らしいという、有無を言わさぬ全肯定をしているのではないでしょうか。外で飲むことに関しても「えー? BARとかそーゆーんじゃないんだよねー、自宅で愛する人にカクテルを作ってもらえる幸せ-、みたいなー?」という認識しか、作者には無いのではないでしょうか。そう疑わざるを得ません。

つまるところ本作のテーマは「お酒」でも「カクテル」でもなくて。

「あたしバリバリのキャリアウーマン()だけどこんなに可愛らしい内面もあって、オシャレなカクテルなんかも飲んだりして、しかもそれをダンナに作らせる、ステキでスゴイあたしを見て、とにかくあたしを見てっ!」というキャラモノなんじゃねえかなと。これどっかで見たことあんぞ。

……あれだ、俺TUEEEEじゃね? 俺TUEEEEの亜種ですよねこれ。

うん、そらウイスキーヲタクとは合わないですわ。俺が大好きなウイスキーやカクテルを、「あたしTUEEEE」の添え物や引き立て役にさせられちゃあ、かなんわ。作者の方さあ、せめてもう少し外でまともなお酒の飲み方をされてはいかがですか?

本作もその傾向に嵌まっていると思いますが。「コンビニ」「居酒屋」「定食屋」……最近のグルメ系の漫画で、これらを扱うものが異様に多くはありませんか。

確かに。骨の折れる取材をしなくとも何らかのアウトプットを出すことが出来、かつ多くの読者の共感を得やすい、というメリットがあるようには思います。……メリット? ええと、そもそもメリットって何ぞや?

漫画というものをこよなく愛する、いちヲタクとしてはですね。

商業メディアから発信されるからには、受け手の最大公約数を見据えた安易な共感を求めるのではなく。受け手の知見を広めるような、ワクワクさせるような作品を「創って」欲しいものであるなあと、切に願います。

まーでもなー、ただでさえ出版不況の世の中で、「売れる」見込みが高いものを売って何が悪い!? ってな意見もあるでしょうから、中々難しいところではありますねえ。

ってことで最後に。

だからこそ俺は、ウイスキーの同人誌を作ろうと思い立ったのです。

まだまだ知識も経験も足りませんけど。言うてもほんの十数年前、ウイスキーの事なんて何も知らなかった自分でさえ、その魅力に取り憑かれ、それに思いがけない巡り合わせも重なって、「ウイスキーってこんなに面白いんだ、楽しいんだ美味しいんだ!」と得られた想いを、どうにかして形にして色々な方々に伝えたい。そう決意したのです、改めて。

さあて、ここまでカッコ付けて偉そうなこと言い切ったからには。ちゃんと次の本出さないとね! 仮に夏コミ落ちても、「オリジナル本だからコミティアとか他のイベントとかにも出られるよなあ?」言い訳きかねえぞ? と、自分を追い込んでいくスタイルで。今宵も乾杯。

2017.04.28

タマタマキューキュー

銀河レベル級に超ラッキースター! キュウレンキュー!

……なんて調子に乗って歌っていたら、九連休じゃない方々にブン殴られそうなので置いといて。

いいじゃんかよう、その分安月給のサラリーマンなんだしたまにはそんくらいさあ。んで、連休後半はコミティアに一般参加する為に東京へ遊びに行く予定がありまして。じゃあ前半はゲームやりながら酒飲んでアニメ観て、全力でダラダラと過ごそうと思っていたのですが。意外と予定が次々に入ってしまい、何だかんだで明日からほぼ毎日外出する流れに。良いことなのか悪いことなのか。

どうでも良いってことで結論めいたものが出たところで、この日記。右上にTwitter表示しているとは言え、生存報告を兼ねてせめて月一回は更新しようと? 月一回なら、何かお知らせ出来る面白い出来事があるのではないかと? 思っていたのですが。……無ぇな! いやもうこれ自分でも信じられないくらいに無ぇですよ何にも! 砂を噛むような日々でしたよこの一ヶ月。

あえて申し上げるとすれば、久々にえろげ予約しましたわ。

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超昂シリーズ最新作めっちゃ楽しみ

それこそTwitterで触れましたネタですが。ABCの流れでBeat Cavalry説には結構自信があったつもりで見事に外しました。いずれにしても買います。欲を言えば、変身ヒロインモノに男主人公とかマジ要らないんすけど。今回も、怪人相手の時は出しゃばらない、空気の読める男主人公であることを祈るのみです。

さて、早速明日から飲みに出かけるとしましょうか! 一応夏の本に向けての取材という名目で。

2017.03.20

俺が、俺たちがプリキュアだ!!

今の職場で俺が昇進する可能性を考えると、これから俺がプリキュアに選ばれる可能性の方がそれよりはまだ高い。そんな環境でイヤイヤ仕事をしている人間のことをお前らは一度でも考えたことがあるのかペコ。いや、そらまあ無いでしょうけど。

そんな職場から逃れられるこの連休は、東京そして神戸へ遊びに行きまして。最終日はようやく俺らしく引きこもり中。先日遂に配信された、「プリキュアつながるぱずるん」をDLしました。

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暁の軌跡は厳密にはブラウザゲーですし、実は初のスマフォゲー

とりあえず半日ほど触ってみた感想。はい、覚悟はしていましたけど有り体に言ってク○ゲー。この手のパズルゲーを他にやったことが無いので比較は出来ませんが。ゲーム自体は単純で運要素が強いし、キャラのボイスやカットインは雑だし、そもそもプリキュアの出番自体少なくて、しゃべっているのほとんどモフルンだし。絵柄が違うと別キャラ扱いってのもどうなんでしょね。少なくとも今のところ☆1や☆2キャラの使い道っつーか存在意義が全く分かりません。

「子供だまし」という言葉がありますが、この出来では昨今の目の肥えた幼女先輩を騙せないのではないでしょうか。これやるくらいならアイカツやプリパラの方がずっと面白いのではないかと。ただまあポジティブに捉えるなら、無料で暇つぶしにやる分にはお手頃とも言えます。この手のアプリって、センス(と良識と)があるデザイナーが一人でもいれば、もっともっと面白くなるポテンシャルがあると常々感じておりまして、何か勿体ないなあと思います。

ただ一つ、知人との会話の中で認識を改めたことがあります。俺らキモヲタは、たとえば「もっとプリキュア同士のかけ合いが見たい」とか思うのですが、それは間違いなんだと。先に「しゃべっているのほとんどモフルンだし」と書きましたが、これは幼女先輩をターゲットにする分には当然なのだと。幼女先輩は、自分自身をプリキュアに投影するでしょうから。

俺が甘かった。生半可な気持ちでこのアプリをプレイしていました。ようやく分かったのです、プレイヤー自身がプリキュアになるのだから、画面での出番は無くて当然なのです。その意識が俺には欠けていました。「分かったよモフルン!」「大丈夫、みんなの夢はわたしが守る!」そういうプリキュアマインドが、グローバルなオポチュニティのデュアルオーロラウェイブが、自分には足りなかったと反省することしきり。

プリキュアに、俺はなる! という決意を胸に。

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とりあえずID晒しておきますわ

まだまだ枠には余裕があるので、お友だち申請気が向いたら適当によろしくです。上で大分散々なこと申し上げましたが、美翔さんが来るまではやるつもりです。何だかんだで、一日30分くらいプレイする分にはアリじゃないかと。余談ですが不思議なもので、美墨先輩と雪城先輩となら俺はDANZEN美墨先輩派なのですが、咲舞だと舞派。多分、なぎさはああ見えて精神的には乙女なのがツボに来るのに対して、咲の方はただのタヌキという所に違いがある気がしないでもないです。

でもって。スマフォゲーと言えば当然、ガチャァアア! ですよね。いや、これね、正直システム見る限り。キャラ沢山おってもあんま意味無いし、貰える宝石やコインの数を考えると、2~3日に一回無料でガチャァアア引くのが妥当ってのは明らかなのです。

でもそれは、無料プレイを前提とされる幼女先輩の為であって。課金者がゼロだったらビジネスとして成り立たないというのも理解しております。運営に課金すると考えると腹が立ちますけど、幼女先輩の養分になるという前提なら、やぶさかでない。俺が課金することで、幼女先輩方には無料でぷいきゅあになっていただけるのであれば恐悦至極。

という理論武装が完了したところで、いざ軽ーく11連した結果がこちら:

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絶 対 に 許 さ な い

あのさあ、いくら何でもしょっぱすぎない? どういうことなのモフルン……はとりあえず置いといて、ええと現実に戻ってバ○○ムの中の人ちょっといいかな。これあれじゃん、せっかく俺プリキュアになる決意したのに、この結果ってむしろゼツボーグとか生まれる流れになると思わないかな。まあ☆3トワっちがいるからマシという考え方もありますけど。

はいはい、どうせ俺のリアルラックが低いのが悪いのです。こりゃあ課金面ではしばらく大人しくしていた方が良さそうで、美翔さんか響が来たら少し本気出すことにしますか。

2017.02.16

C92申込完了

ういっすご無沙汰です。更新頻度がめっきり落ちていて申し訳ないです。まー、基本的に代わり映えのしない人生歩んでおりますので、そんなに面白いネタも無くてですね。

そんな俺の、数少ない生き甲斐! っちゃあ大袈裟ですが。夏コミ申込完了しましたー。いつもいつもギリギリになってしまうのですが、ようやくサークルカット差し替え完了!

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受かるといいな

一応、ほら、何てーの? 前向きな姿勢をアピールする為に? 時間がある限り新しいカットを描くようにしています。しっかし絵柄安定しないっすね。もうちょっと今風にしたいのですが。次こそは。

そうそう、今週末はちょっと「取材」の為に遠出してきます。んではまた。

2017.01.06

冬コミC91ありがとうございました!

当サークルへお越し頂いた皆さま、誠にありがとうございました!

挨拶が遅くなり、大変失礼いたしました。新年の通信トラフィックの集中を避ける為、記事の更新を控えておりました。もちろん嘘です。原稿作業&コミケの疲れを癒やすべく、久々に「何もしない」日々を過ごして充電中でした。

さて。今回本当に有り難いことに、想定以上のペースで頒布することが出来て新刊完売となりましたこと、ここに重ねてお礼申し上げます。

せっかくスペースまで足を運んでいただいたのに新刊が手に入らなかった方々、誠に申し訳ありません。……でもね? これでも、ギャルゲジャンルで本作っていた頃よりも多めの部数を、割と勇気を出して刷ったのです。当サークルのように小規模で活動している身としましては、10部、20部の在庫を抱えることすら(部屋のスペース、そして何より精神的に)キツイという現実を、ご理解いただけますと幸いです。

ただまあ、さすがに今回は部数の読みが甘かったと言わざるを得ず、次回のイベントに向けてもう少し追加で刷ることを検討中です。頒布物が一種類だけだと、ちと寂しいですし。

そしてお詫びばかりで恐縮ですが、ついでにもう一つ。当サークル責任者がスペースに不在の際に、売り子を代わってもらっている方々は、残念ながら当然ながら、俺のような変態ではありません。ウイスキーどころか、お酒をほとんど飲まれない方々ばかりです。

ご存じのように、俺には友達が少ないです。……泣いてないし。学生時代に比べたら今の方がずっとマシだし。その数少ない友人達に、かなりムリを言って売り子を代わってもらっている状況でして。せっかくウイスキーに関する話題を振っていただいても、対応が難しいのです。

当サークルに来て下さる方々と友人連中と、両方に迷惑をかけることになりかねないので心苦しいのですが。個人的事情により、どうしてもヒロイン視点露出モノやオリジナル百合本(今回は二日目でしたけど)を買い漁りにいかなければならないので。これはもう、いかんともしがたく。

いやまあその、遅めの時間に来ていただけば本人がいる可能性はそれなりに高いです。もし消化不良の方がいらっしゃいましたら、奥付やカタロムに記載のアドレスにメールでも送って下さいませ。ついでに「次回以降の本でメールの内容紹介してもよいよいよい」的なコメントも添えていただけると、お便りコーナーっぽいネタが作れるので大変助かります。

では最後に、いつも通りイベントの所感をば。

……。

すっげえ複雑な気分です。

正直言って、こんなに速いペースで頒布できるのは過去経験が無く、スペースにいた友人達と一緒に驚いていた次第で。素直に嬉しかったです。「俺の同人活動の基本姿勢は、数を沢山頒布したいワケでも、利益を出したいワケでもなく。自分が本当に作りたい同人誌を作って、即売会に参加したいだけなんだ!」といきがった所で。より多くの方々に手に取って貰えた方が、そりゃあ嬉しいし楽しいというのが本音です。

一方で。ギャルゲ本を作っていた頃よりも、オリジナル本の方が頒布数伸びるってのは、筋金入りのヲタクを自認する者として、どうにも釈然としないものがありまして。

ええと、誤解を恐れずに申し上げれば。同人業界では、何となく、色々な意味で、一次創作>二次創作という価値観があるように思います(俺の作っている本は評論ジャンルなので、厳密な「創作」とはまた違うのですが)。もちろん、実際にはそんなこと無くて、即売会に参加している人たちは一般参加者もサークル参加者も同じお祭りの参加者だし、サークル参加者の中では一次創作だろうが二次創作だろうが、上下など有りません。みーんな友達、みーんなアイドル! かしこまっ!

ただ俺にとって、実は二次創作こそが「同人活動」の中心だったのです。

何度も似たようなことをここで書いていますが、何気なく初めてコミケに一般参加した時に。「ああ俺は、アニメ・漫画・ゲームを好きでいていいんだ。おまけに、それらを題材にこんなにも楽しいことをやっている連中が大勢いるんだ! すっげえ!」と、大きな衝撃と感動とを覚えました。二次創作の持つグレーでカオスな部分も全部引っくるめて憧憬の対象だったし、現在でもそうなのです。という訳で、てめーの作った二次創作本よりも評論ジャンルの本が数多く頒布されるということが、何と言いますかヲタクとしての名折れ? のような印象を抱いてしまうのです。全て戯言に過ぎませんが。

そしてそうは言いながらも、そのギャルゲ本を作っていく中で培った数々の経験が無ければ、今回のウイスキー本も生まれませんでした。ギャルゲ本につぎ込んだ情熱は今も変わらず自分の中にあり、何らかの形で創作に活かされているのだと信じつつ。キモく、楽しく、慎ましく。同人活動を続けてゆきたいと思います。

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次回も頑張ります!

2016.12.23

2016冬コミ(C91)新刊情報

スペースは土曜31日(3日目)、東S-06b “Kei’s Asylum”です!

カタログに書いた説明はこちら:

「『キモヲタでもウイスキーを愛していいよね!』が合い言葉。実はヲタクとウイスキーとは相性が良いのでは? という観点から、アニメ・漫画・ゲームを愛するキモヲタ目線で、ウイスキーの面白さを伝えることを目指しています。今回の特集は上記テーマそのもの、キモヲタとウイスキーとの相性の良さについて、同人活動やアニメ・漫画・ゲームファンの心理等を引用しながら解説します。」

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表紙サンプル(クリックで拡大します)

今回初めての試みとして、背景に写真を使った表紙にしてみました。思ったよりも違和感無くてよかったです、今後しばらくこのシリーズで表紙作ってみる予定。

以下は本文サンプル、いずれもクリックで拡大します。
漫画パート:

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テイスティングレポートなんかもあったり:
※(追記)サンプル中、誤記を発見してしまいました。東欧ではなく北欧が正解です、失礼いたしました。

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4コマ漫画パート:

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以上B5サイズ、24Pの本になります。「なのは」本を作っていた時代のノリにかなり近い、ゆるくてキモい内容に仕上がった自信作でございます。よろしくお願いします。

それでは今年もビッグサイトで、僕とSlainte mhath!

2016.12.21

脱稿しました2016年冬

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どうにか、これで、終わった……はず。今回も新刊が出せそうです。

後ほど詳細を報告いたします。とりあえず寝させて。

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