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2010.01.12

性格のきつい女子しかいない

「幼年学校編I」裏表紙の紹介文を見て。無論そこが最高なワケですが。というわけで、「護樹騎士団物語」(著:水月郁見、トクマ・ノベルズEdge)の最新刊読破いたしましたー!ああやっぱ面白いっすわ。

Goju_Knights.jpg

最新刊っつっても、出たのは大分前なんですけど。「いよいよ、第2シーズン突入!」とか言われててもの凄く気になっていたものの、俺が無駄にアメリカ行っている間に出ていた分をまとめて読もうと思っていたらなかなか時間が取れず、結局年明けになってしまいました。
このシリーズは何と言ったら良いのでしょう、中世の騎士物語に巨大ロボット物を混ぜたような、かつジュヴナイルっぽくもありちょっぴりSFも入ったファンタジー?とにかくここ最近、俺が一番楽しみにしている小説です。
唐突ですが、小説を他人に薦めるのって難しいですよね。個々人の文章の好みというものは確かに存在していて、しかもそれは理屈ではなかなか説明できない感覚的なものだと思いますし。
俺の場合、小説に関しては基本的に(やや二次元ドリームノベルズ方面に偏りが見られるものの、ってこの断り書きひつようですか?)雑食ならぬ雑読だと自覚していますが、それでも本作は自分が手を出すにしては割と珍しいジャンルで、幸運にも良い本に巡りあえたと思います。今気付きましたが、何故俺がこんなに夢中になるのかと言うと、きっと小説よりもゲームの好みのルーツに雰囲気が近いんですわ。ファイアーエムブレムとか魔装機神LOEとかその辺り。どっちも性格のきつい女子多いし。
未読の方で興味を持たれた方、もし読まれるならとりあえずまとめて4巻まで買ってみると良いと思います。一応、話がひと区切りされるのがそこなので。
つーわけで、あえてこの日記をお読みいただいている方々向けに申し上げるならば。本作、ギャルゲ好きならたぶん気に入ると思うのです。自分で言ってて何つー薦め方だとは思いますが。
いやだってさ、主人公のエミュール君は、ギャルゲの主人公も充分務まるくらいのフラグ立てまくり体質で、かつお約束どおりそっち方面には超が付く程の鈍感少年なのです。そして登場するヒロイン候補たちがまた魅力的。てか、めちゃめちゃ気の強い姫様ばかりで俺大歓喜。俺の一押し、リタたんの再登場はまだですか?
そしてエミュール君、アムロ・レイも真っ青な直感と先読み能力の持ち主で、まさにロボット物の主人公たるに相応しいのですが。おにゃのこの良い匂いを嗅ぐとその能力が一時的に麻痺し、途端に生命の危機を伴う大ピンチに陥るという特異体質はどうにかした方が良いと思います。しかも巻を追うごとに悪化しています。しかし気持ちは大変良く分かるのです。