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2015.09.30

キモヲタ海外滞在記2015年9月・おみやげ編

それではとりあえず、一連の報告の締めくくりに。(自分用に)買って来たおみやげを自慢……じゃなくて紹介差し上げようかと。

そうそう、始めにお詫びと言いますか? 説明したい点が一つありまして。既に違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません、これまでの日記や右上のツールで、具体的な地名や蒸留所名はほとんど明記されておりません。

これはある程度、意図的なものでして。いや、俺さ? そらもうマンガ・アニメ・ゲームの話題なら全力で作品名挙げてレビューとか書かせていただきますよ? でもほら旅行とかお酒とかに関しては、ウチのメインの話題ではありませんし。それらに関する具体的な名称を記載した所へ、万が一検索で迷い込んでしまった人がいらしたら、その方に対して申し訳ないというか気まずいというか。

ってか単にイヤなんすよ! キモヲタ数人が教室の隅っこでひそひそ昨日のアニメの話している所へクラスのリア充が「え? なになにお前ら何の話してんのwww?」とかって来たらもうダメじゃんかキッツイじゃんかそーゆーのはさあ!

……うん、まあ、それはそれとして。俺の精神のキズについてはそっとしておけばいいとして。「ネットの世界で何言ってんだお前」ってツッコミは妥当なものだと思います。ただその、俺こういう性格ですのでしゃあないす。さて、ぐだぐだした話はこの辺にして。

今回はさすがに、銘柄くらいはちゃんと書こうと思います。それと自分なりのちょっとした感想も。それ以外の情報は、普段よりちょいと大きめの画像貼っておきますのでそれでご勘弁を。では以下、今回の旅の戦利品でございやす。

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グレンファークラス33年

これは現在手に入る中では、かなり貴重な品と言ってよいでしょう。お値段もボトリング当時(2006年)のままでしたし。一番のポイントはファークラスなのにバーボンカスクという点。以前にイベントで、このボトルとは違いますが同蒸留所のバーボンカスク熟成モノを飲んだ時はめっちゃ美味しかったし期待していたのですが。いやもちろん美味しい、そんじょそこらのお酒とはケタ違いに美味しいですよ? ただこのブランド、この熟成年数への多大な期待にはちょっと届かなかった感じ。香りはビスケットやら麦やらそんな甘さがある気がして、味の方はそれに比べるとややドライかも。そこへ樽の影響が少し強く出過ぎていると言いますか、最後に渋みが残るような印象があるんすよね。しかしまあこいつにケチを付けるなんて贅沢な話ですし、また後で飲んでみたら感じ方も変わるかもしれません。

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ダルモア22年

同じ店で買ったもので、コストパフォーマンスはこちらの方が上かもです。100%じゃなかったと思いますが、やはりオフィシャルはシェリーカスクのイメージが強いダルモアの、これまたバーボンカスク熟成。個人的にかなり好みですが、一口飲んでダルモアだとは誰も思わないっすねきっと。これぞボトラーズの面白さ。香りはやや地味で、熟成年数よりも若く感じるものの、味は徐々にバニラと柑橘系の甘さとが出てくるような。イイ感じのバーボンカスクです。

余談ですが。実はこの2本、最初から狙っていたワケではなくて。出発前、ネットで店の情報を見ていた時点でチェックしていたのは、それこそクライヌリッシュやハイランドパークだったのです。せっかく見学するのだしと思って。でも現地で聞いてみたらあっさり「もう無いよ」ですと。ったくもー、ちゃんと在庫情報管理してくれよう! と思いつつ、店内に掲示してあるリストと改めてにらめっこ。欲しかったのとは違うクライヌリッシュがあったので「じゃあこれくれ」と。そしたら店のおっちゃんが倉庫から持って来たのが、ご存じの方にはお馴染み、四角いボトルに黒いラベルの日本にもかなり入っているシリーズ。そのボトルが実際日本で買えるかどうかは定かでありませんでしたが、それでもさすがに「あ! ごめんごめんちょっと待って! そいつは日本でも買えるかもしれんのよ、悪いけどやっぱ違うのにするし!」などとまあ、我ながらかなりメンドクサイ客だったのですが。有り難いことにおっちゃんはとても良い人でして、「このマークのやつはさっきのと同じ黒いラベルだかんね」と、リストに付けられた印の見方を教えてくれて。後は銘柄と値段とをじっくり見て、おっちゃんのおかげで無事ゲットしたのが上記2本という結果です。いやはや楽しい買い物でした。

さて、残りは蒸留所のショップで買ったものになります。

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クライヌリッシュ蒸留所Ver.

これまたかなりレア。ただ、正直な所お味の方は、めっちゃ美味い! という程でもない気がします。記念品としての価値を楽しむためのアイテムかな、と。オフィシャル14年はシェリーとバーボンとのヴァッテッドという話ですが、これは100%バーボンカスクで年数表記無し、しかもカスクストレングス。何と言いますかとても「ナチュラル」な感じ? 蒸留所のスタイルが分かり易い、なんて格好付けても良いのですが。好みの問題で、お酒としての完成度なら下手したらオフィシャル14年の方が高いと感じる人がいてもおかしくないと思いました。そして、ことクライヌリッシュに限って言えばバーボンカスク熟成でとてもクォリティの高いボトラーズ物が(最近リリースがめっきり減ったとは言え)ありますので。ミもフタもありませんが、単純に美味しさを求めるならそっちでいいんじゃないかなーと。

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ハイランドパーク ニューメイクスピリッツ

さらにマニア向けの商品の登場。これはウイスキーではありません。樽で熟成させる前のお酒です。普通に考えれば、どこでも買えるオフィシャル12年の方が絶対に美味しいです。でもですね、たまーにイベント会場等で試飲出来たりするこのニューメイクスピリッツ、マニアは飛び付くのですよ物珍しさから。実際の製造工程では2回蒸留後少し加水されてアルコール度数60%~70%くらいで樽詰めされますが、これは売り物としてさらに50%まで加水してあってかなり飲みやすいです。俺は好きです。で、これまた余談ですが。当のハイランドパークではこの商品売り切れてまして、その後の日程で立ち寄ったグレンタレットの売店で売れ残っていたのを発見、小躍りして購入した次第。所有する会社が同じだから売っていたのでしょう、これは運が良かったです。

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そしてその他の蒸留所グッズなど

やっぱこういうのを買うなら、自分が一番ファンである所がいいよねと思い、クライヌリッシュとハイランドパークとを中心に。Tシャツ、キャップ、ニット帽、ウォータージャグ、テイスティンググラス等々。衣類も含め、もちろん全て実際に使用します。ってことで、このTシャツ着たり帽子被ったりしているヤツがいたらほぼ間違いなく俺ですので、街で見かけてもそっとしておいてください。まじで。

さて、一応これで今回の旅に関する記事は終了の予定です。うわあ何だかいつものウチのサイトの記事じゃないみたい! そんな違和感を極力減らすべく、久々にあいかさん達に登場してもらったのですがそれはさておき。もっともっと具体的な名前を挙げての詳しい話は、いずれ制作予定の同人誌の中でしてみたいと思っています……けど、完成が一体いつになるやら。ちゃんと記憶が残っている内に作らんといかんのですが。いっそコミケ合わせでなくて、別のイベント参加前提で作りますかね。でもなあ、夏・冬以外に仕事の手ぇ抜いて全力で本を作る余裕はさすがに無いですし。ま、のんびり考えますわ。