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2009.04.12

アルプス亭も負けていられません!

久々に甘いものの話を。いつか行きたいと思っていた、超有名店のケーキを買ってきましたよー。
これ、場所は高級住宅街のど真ん中で、俺なんかにとっちゃあもうアウェーもアウェーなワケでして。こちとら日本のデパ地下ですら場違い感で一杯な中、どうにか自分を奮い立たせて挑んでいるというに。ここは最早オサレの総本山と言っても過言では無く、言うなればラストダンジョン的な手強さ。さりとておケーキ様の魅力には逆らえず。
とりあえず心の中で、泣いて謝って逃げ帰る覚悟を決めてから店内へ。こっちに来てから“I’m sorry”の呪文だけは、詠唱時間無しで反射的に唱えられる程に熟練度が上がっていることですし。そうしてかなりの(精神的な)ダメージを負いながらも、何とかお宝片手に無事生還。
オーソドックスなチョコケーキとかエクレアとかもめっさ美味しそうだったのですが、せっかくなんでなるべく見た目が派手なヤツらを選んでみました。

Chiika_Payard.jpg
ちいか「お菓子作りは奥が深いです……!」

んで感想。美味ぁぁぁい!何つー自己主張の強いケーキ達ですかこれ。見た目だけでなく、中身までもの凄く手が込んでいてビックリです。俺、基本的にはチョコだろうがケーキだろうが外見よりも味重視、それこそ「こまけぇこたぁいいんだよ!」なスタンスですが、ここまでやってくれると何と言うかヲタとして共感する部分がありますわ。あちらさんとしては、俺なんかに共感されてもノンメルシーでしょうけど。
緑色のヤツはピスタチオのムース。外側が(もの凄い色彩の)薄いスポンジ生地みたいなので包んであります。中にはクランベリー?か何かをゼリーで固めたものと、サクサクのクッキーが入っていました。味に変化があって、最後まで新鮮な感覚。
ピンクのがラズベリーのムースだったかな?外側にあしらってある小さいマカロンが可愛すぎです。小さくても、ちゃんとマカロンしてます。そしてこれも中に一工夫してあって、洋酒を染み込ませたスポンジとカスタードクリームみたいなのが出てきました。外側のムースとの相性もバッチリ。
一番手前のがパッションフルーツのタルト。綺麗に焦げ目が付いたメレンゲに、パッションフルーツのピューレだかジュレだかの下にはラズベリー?の層も隠されていて、とってもフレッシュ。この中では、一番甘さ控えめかもです。
どれもこれも、「甘い!」「酸っぱい!」「サクサク!」「ふわふわ!」という、めちゃめちゃハッキリした感覚が楽しめました。自分好みの味で大満足。日本にも店舗あるみたいなので、帰ったら食べ比べてみたいっすねー。