2009.05.17

雑誌、thus see the sheet

ある日のランチ。久々にちゃんと座って食うレストランに行く機会があって、内容をろくすっぽ見ずに「本日の前菜」とハンバーガーとを頼んだら。その「本日の前菜」とやらが、ミニ・ハンバーガー2つだった時の衝撃。
……ええ、どうにか都合3つのバーガーを平らげましたけどね。ウエイターも事前に何か言ってくれていいんじゃなかろうか。さておき。
巷では、漫画(に限らず)雑誌の売れ行きがどんどん落ちていると聞きます。ある程度は時代の流れとして仕方ないなぁと思う一方で。「お気に入りの漫画を目当てに購読していたら、別の面白い漫画があることに気付いた」という喜びは、雑誌という形式だからこそあり得ることだと思うのです。
たとえば俺の場合、
「こえでおしごと!」(ガムコミックスプラス、著:紺野あずれ)を目当てにコミックガムを買っていたら、「めがらにか」(著:高槻ナギー)も面白えろいことに気付いた
「フランケン・ふらん」(チャンピオンREDコミックス、著:木々津克久)を目当てにチャンピオンREDを買っていたら、「どみなのド!」(チャンピオンREDコミックス、原作:雑破業 漫画:目黒三吉)も面白狂ってることに気付いた
「臨死!! 江古田ちゃん」(アフタヌーンKC、著:瀧波ユカリ)と「謎の彼女X」(アフタヌーンKC、著:植芝理一)とを目当てにアフタヌーンを買っていたら、いつの間にか「宙のまにまに」(アフタヌーンKC、著:柏原麻実)のアニメ化が決まっていてばんざーいであり、「石猛者」こと日佐壁笑(おさかべえみ)が最高に可愛いことに気付いた
などなど、こういう横への広がりは非常に有難いものであり、媒体が紙だろうがWEBだろうが、どうにかして残していただきたいスタイルなんすよね。「この商品を買った人はこんな商品も~」ってのもそれはそれで面白いですが、ヲタの感性ってのはそれだけではカバーしきれないと思うのです。
他所からの情報を参考にすることも大事です。しかしヲタたる者、好きなものは自分で選んでこそという矜持も捨てきれません。ただし。自力での判断に拘った挙句にバーガー3つ食わされたりというケースもあり得るので、そこら辺のさじ加減はどうか慎重に。