2006.10.01
実は、俺…
「あのさ、今まで黙ってたけど…俺、アメリカ行くんだ」
「え!?…出発は、いつなの?」
「…来週」
「っ!!そんなに急に!?どうして言わなかったのよ!」
「ごめん。何だか、言いづらくて」
「……」
「……」
「…良かったじゃない」
「え?」
「だってさ、夢、だったんでしょ?アメリカ行くのって。本場で、自分の力がどれだけ通用するか試してみたいって、い…っ、いつも言ってた、じゃない…ッ」
「!?…お前、泣いてんの、か?」
「ばっ、バッカじゃないの、何でアタシが!?」
「いいから、顔見せてみろよ!」
「ちょ、ちょっ、やめ…」
「……!」
「……~~~っ!!な、何よっ!?アンタなんて、アンタなんて、向こうで金髪の可愛い彼女でも作って、一生帰ってこなければいいんだからぁっ!…っく、ぐずっ」
「…らねぇよ」
「えっ?」
「…金髪の彼女なんて、要らねぇよ。俺はさ、こんな感じの、黒髪が好きなんだ」
「ぁ…」
「だから。待っててくれるか?必ず、帰ってくるから」
「……。…うん」
…というコースでお願いします。
「はい、38,000円になります。プラス5,000円で、出発の日に彼女が学校を抜け出して、制服のまま空港まで見送りに来てくれる『来ちゃった、えへへ』がオプションで付けられますが、いかがですか?」
あ、じゃあそれで。
「毎度ありぃ」
…とまあそんな感じで。来週から一週間ほど、アメリカ行くことになりましたよマジで。
その目的は残念ながら、リアル金髪碧眼ょ○ι゛ょを観察するためでもなく、二見瑛理子を追いかけて行くためでもなく、過去に因縁のあるER3システムをぶっ潰しに行くためでもなく、雪希さんのポップ片手にホワイトハ○ス前に佇むためでもなく。単なる上司のカバン持ちですよ、ええ。
なお、上記の私の妄想(いや断じて違うあれは確かな現実であってほら今も彼女の声がry)と異なり、実際の私は実力を試す云々なんて気持ちは毛頭なく、やる気はズィーローでございます。現在私が所属している部署では、こういった海外出張はかなり珍しいので、割と素で羨ましがる連中もいるにはいるんですけどね。いやぶっちゃけ本気で行きたくないんすよ。ここ読んでる皆さんなら解っていただけますよね?俺ヒキコモリだし。そもそも秋の新番が始まる大事な時期じゃん?
なお、アメリカには「体育の日」も無いので、俺の3連休も消滅しますふざけんなちくしょう。そのまとまった休みで、キミキス残り4人解くつもりだったのにぃ!このままじゃ、冬の原稿に手が付けられねえよ!?などと憤慨しつつ。やむなく今日、明日と出張の準備でてんてこ舞いです。一応、現地からこの日記を更新することを試みる予定ですので、上手くいったらお慰みー。いや、本当にそれくらいしか楽しみは無えんですよorz。