Kei's Asylum

夏コミが終わって多少時間に余裕が出来たので、何かゲームでも始めよっかなーと思いまして。本当は英雄伝説「朱紅い雫」「海の檻歌」あたりをこの機会にちゃんと解きたかったのですが、前回も愚痴ったように冷房の無いこの部屋で、いいかげんガタが来ている旧PCを長時間使うのはできれば避けたくてですね。
ぼーっとベッドに寝転がっている状態でふと手をのばしたのが、ずい分前に救援物資として送ってもらっていたDSソフト「女神異聞録デビルサバイバー」、これがかなり面白い。ここ数日すっかりハマっておりまして、今更ながらちょいと感想をば。もちろんネタバレ無しです。
いきなり余談ですが「女神異聞録」ってのは、本来ペルソナシリーズ（つっても1作目だけだけど）に付いていたタイトルだったんすよね。今や本家メガテンよりもペルソナの方が有名になっちまって、メガテニストのはしくれとしては少々複雑な気分です、が、ペルソナも好きだしどうでもいいんだホー。最近は同人界も勢いがあって出来の良いP4本が多く喜ばしい限り。世間的には割と少数派のようですが、夏コミで主人公×千枝本があって嬉しかったです。凄えこっ恥ずかしい少女漫画みたいなノリで最高でした。てか、一番メジャーなカップリングが主×陽ってのはどうなのさ。
さて本題。本作は「ラングリッサー」等で知られるキャリアソフトの方が関わっていると聞き、もともと個人的にかなり期待していたのです。戦闘はマップ上のマスでユニットを動かすいわゆる戦略シミュレーション形式で、これはメガテンやペルソナというよりはあれですね、「魔神転生」を彷彿とさせます。あー！その名前を聞いて不安になっちゃダメぇ！（注：そもそも魔神2は良ゲーらしいです）大丈夫、SLGパートは非常に良い出来です。リーダーを先に倒してしまうとユニット全部が消滅してしまって傭兵（？）の経験値が半分しかもらえないという、ラングファンには懐かしい要素も。
今回一番面白いなあと思った点は、悪魔の各種族に特有のスキルがあること。移動、回復、攻撃補助など効果は様々、コマンドで使用するものもあれば自動で発生するものもありまして。人間キャラのリーダー＋仲魔2体によって1つの自ユニットが構成されるので、「仲魔単体としてはアイツの方が強いけど、コイツの特有スキルは捨てがたいしなあ……」とあれこれ頭を悩ませることに。さらにある程度慣れてくると種族特有スキルの中にも使える組み合わせがあることが分かってくるのですが、かと言って全員をその組み合わせにするとパーティバランスが悪くなるからそうも行かず、かつお気に入りの悪魔は贔屓したいとかその辺りの兼ね合いも絡んできてもう大変。各キャラに付けられるスキルもコマンド、自然効果それぞれ3つずつしか枠が無いため、試行錯誤が楽しいです。
一方、相変わらず悪魔との交渉は無し、合体素材の悪魔はオークションで魔貨をはたいてほぼ自由に入手、合体結果は前倒しで一覧表示される（説明が難しいですがやってみれば分かります）等々、メガテニストにとっては少々残念な点も（STRANGE JOURNEYでは久々に悪魔との交渉が復活するみたいですね、楽しみー）。でもまあ「主人公のLVをあと2つ上げればアイツが作れるから、今のうちにコイツとソイツを作って育ててこのスキルを事前に覚えさせておくだろ、で……」なあんてメモ取りながらやっている時点で、俺は既に充分ハマっていると思うのです。
基本的に戦闘バランスは上手く調整されていて、中盤以降ちゃんと考えてスキル継承させたパーティを組んでいかないとあっさりやられることもありますが、SLGとして見た場合難易度は決して高くはなく中の下あるいは下の上といった感じだと思います。フリーバトルでとにかくLVさえ上げておけば適当なパーティでも割とどうにかなりがちという設計には、賛否両論あるかもしれません。有り体に言えばお手軽なのです、良い意味でも悪い意味でも。多分制作側は意図的にやっているのでしょうし、これが携帯機の作品であることを考えると正しい選択だと思います。
そして俺にとってはビール片手にプレイするのに丁度良い難易度なのですよこれが！ペールエールをちびちび飲みながらゲームをする、これほどの幸せがこの世にあるでしょうか！アメノウズメ様の舞を見ながら酒盛りをする、これが日本人としてのLAWなのでございますいやむしろCHAOSかも。

夏コミが終わり気が抜けたのか、この週末になってどっと疲れが出ましてね。土日は部屋でずーっとごろごろしていました。ここでふと気付いた重大なこと。
考えてみりゃ俺の部屋、エアコン無いんですわ。いくら東京よりも緯度が高いとはいえ、こっちの夏だって日中は余裕で30℃超えますし。夜中暑くて眠れないという経験をしたの、生まれて初めてじゃなかろうか。
自分でエアコンを買うお金なんてありませんし、せめて扇風機でもと思いつつ、たったひと夏しかいないから勿体無いってかそもそも扇風機すら買う余裕が無いという有様でして。そんな俺の泣きっ面に蜂、ではなく。

はい出るよー、蚊も出ちゃいますよ俺の住んでいるオンボロアパートには。……こんな状況で眠れるワケがねぇ！！疲れが取れないのも当たり前ですって！
あれっすよ、そりゃどこぞのエリート駐在員が住むような数十階建ての豪華物件なら？当然のようにクーラーは付いているでしょうし、蚊も出ないでしょう。一方こちとら、冬は隙間風が吹き込んできて寒くて眠れない、夏は夏で上記の仕打ち、そして相変わらず冷蔵庫が気分次第で運転を止めやがるときたもんだ。凄えぞ、気温30℃を超える部屋の中で冷蔵庫が止まるとな、牛乳が半日で腐るんだぜ？家賃をケチった会社への恨み、大分積もってきましたよお。
日本の職場で俺のことを指して「わぁ～、NYに住めるだなんて羨ましい！あの人だけズルい！」とかほざいているらしい連中な？じゃ手前ェらこっち来いよ！この環境に住んでみろよ喜んで替わってやっからよ！
あ、でも久々の蚊取り線香は良いモンすね。日本でメジャーな液体式のやつが見当たらなくて、近所のドラッグストアにあったのは「キャンプ用。絶対室内で使うな！」的な注意書きがあるのしかなくて、結局日系のスーパーで見つけたこいつを買ってきました。何かね、うん、ばあちゃん家の匂いがする。
ただし注意が必要なのは、俺にとって懐かしい香りでもこっちの人にとっちゃあ明らかにストレンジ・スメルでしかないワケで。「マイガッ、隣の部屋のジャパニーズ野郎が何か変な儀式やってやがる！」とかって思われないよう、匂いが外に漏れるのを防ぐためドアの下の隙間に目張りっぽいものをしたり、できるだけ部屋の奥で使用したりといった工夫をしています。……ん、マテヨ？そもそも、その隙間から蚊が侵入してきてんじゃないのか？何やってんだか。そんなこんなで、とりあえず生きてます。

いたしましたので、取り急ぎお知らせします。せっかくなのでカット晒し。

まーたごちゃごちゃしたカットになっちまったい。劇場版なのはを先取りする形で何かネタ考えてます、が、基本的にティアナ本になる予定です。オンライン申し込みの最終段階でエラーが出てしまって、メールで問い合わせたら迅速に回答が返ってきて有難かったです。中の人、お疲れ様ですありがとう！
さあて次回もどうか受かりますようにっ！今度こそ間違いなく帰国しているハズなので、余裕を持って原稿作業ができるとよいのですが、はてさてどうなることやら。とりあえず今は、バーボンをすすりながら買ってきた同人誌を読むことに専念させてください。コミケ期間中にかなりお酒をいただいたので、一週間は間を空けようと思っていたのですが三日で断念。だってこっちの地ビールとか美味いのだもの。

コミケ後の更新が遅れて失礼しました、どうにか無事帰宅しております。まず何はともあれ。
今回の夏コミにて当スペースにお越しいただいた方々、本当にありがとうございましたっ！次回も頑張ってもっともっと面白い本を作りたいと思いますのでよろしくお願いします！
さて、夏コミ終了の翌日に朝早くホテルを出て成田国際空港に向かうという人生初の経験をした俺ですが。何とそこで思いがけない幸運に。帰りの便にいわゆるオーバーブッキングとやらが発生して、座席がエコノミーからビジネスクラスへと変更になりましたー！うわーいすげえ！あれですよハミレスでの天江衣と、全く逆の心境ですよ。
「さくらさ――…何か良いことしたのかな…」(*ﾟ ∀ ﾟ*)
コピー本を作って徹夜していた先週の月曜から数えたこの一週間。時差ボケ等もあり、恐らく俺の睡眠時間は一日平均4時間以下だったと思います。その状態で3日間フル参戦したボロボロの体にとって、ビジネスクラスのシートは本当に有難かったです。コミケの神様ありがとう！もうね、フライトの体感時間が全然違うのよ。エコノミーの半分くらいの短さに感じます。そして食い物のメニューも別でびっくり、っだよウチの部長とか毎回こんなので海外出張行ってやがったのかと憤りつつ、調子に乗ってウイスキーがばがば飲む俺。でもその後、ちゃんと機内で冬のティアナ本の構成練ってましたから大丈夫。
ちなみに今回の戦利品（の一部）はこんな感じです。何故「一部」なのかと言いますと、これと同じくらいの量はあった成年向けの本を、全て日本の知人宅に（先輩・後輩の上下関係を利用して有無を言わさず）別送したからです。アメリカは色々怖いので。男性向けばかりに気を取られていましたが、荷造りの最中に「もしかしてこのシャア×アム本とかP4主×陽本とか鷲巣さま受本とかもやばくね？」ということに思い至り再調整。あぶないところだった。早く日本に帰りたい。

そしてぼくはいつもどおりたくさん、たくさんおかねをつかいました。今回は往復の航空券を買っているから、普段より大幅に予算少なかったのに。案の定予算オーバーして、このままじゃ成田までの京成スカイライナーに乗るお金が無い！帰れないわどうしよう？という事態になったので、遂には自分のサークルのお金に手を付けるという愚挙に。
「さくらさちゃん、お願いやめて！　それは店の売上なのよっ！！」
「けっ、うるせえクソババア！　俺ぁ金が要るんだよ！」
ぱりーん、がっしゃーん、ダダッ！しくしく、というような寸劇を心の中で演じつつ。いやあ普段はこういうことのないように、新幹線のチケットは事前に買っているんですけどね、まいったまいった。スカイライナーの1,920円、ほぼ全部100円玉で支払いましたよじゃらじゃらと。
そんなアホみてーな状況ではありましたが、おかげさまでNY-コミケ往復の旅は無事終了いたしました。考えてみれば俺、自分の意思で航空券買って宿の手配して荷造りして飛行機に乗るってのは、生まれて初めてだったのですよ。仕事上の海外出張は過去に経験していますが、その場合は会社が色々手配してくれるし同行者はいるし現地でも迎えが来ていたりで、割と気楽だったのです。生まれて初めての海外旅行がコミケ往復というのは果たして人としてどうなのか。そもそも日本人がNY発で東京行って帰ってくんの、海外旅行って言うんかいな？
というような、しょーもない疑問は数あれどもこれだけは。心の底から言えるのです。行ってよかった。
やっぱ日本はいいっすねえ。帰国予定は10月の上旬、早く帰って自由にえろげ＆同人誌を買い漁りたい！
では最後に、いつものたわ言は「続きを読む」へ入れときますがスルー推奨。

(さらに…)

今日の昼に携帯から記事を更新したつもりだったのですが、どうやら失敗していたようなのであらためまして。いやあやっぱりコミケは楽しいねい！他人様の本や凝ったディスプレイを見ていると、自分も作りたくなってくる不思議。
……ただ、今日はちょっと異常な雰囲気でしたわ。入場者数が多くて12時を過ぎてもまだ一般入場が終わらないような状況だったようですし、その時点で東館への人の流れは事実上止まっていましたし。入口から東館への通路が下手したらシャッター前「ようかん」以上に人がぎゅうぎゅう詰めで、端から見ただけでも気温と湿度とが尋常ではないのが分かりました。こんなの今まで見たことない。東に帰れなくなった俺は、かなり長い時間西におりました。じっくりRPG島回れたから個人的に問題は無かったのですが、そういうことでもなくて。
何つーか、このイベントの色々な限界を思い知らされるような気がして、とても不安でした。その中で、スタッフの方々の懸命な努力には本当に頭が下がります。普段使わないような通路を次々と開放して人の動線を必死に調整する一方で、カタログをじっくり読んでいれば分かるような質問にも丁寧に答えているスタッフの姿を何度も見かけました。どうか、どうか最後まで無事に終わりますように！
……そして目下のところ俺は、そういう大それた心配をする以前にてめーの心配をする必要があるのです。

でもおかげさまで、どうにか間に合いそうです。さあいよいよ明日が最終日。参加者みんなで、楽しいコミケにいたしましょう！

成田着きましたーっ！！おお携帯の電波が入る。試しに日記更新。わあいテンション上がってきた！

うわあああい！間に合った！いやゲンミツには間に合ってねーんですよ。昨日の深夜、ふと気付いたら手元にホチキスなかた。だもんで製本は現地でということになります、が。
どうにかこうにか突発コピー本が出せそうです！ええと、俺実は今から約30分後にはJFK空港に向けて出発しなくてはならないので、取り急ぎ告知だけ。

じゃあみんな、今年も有明で会おうぜっ！ﾉｼ

睡眠時間削ってるぅ？（銀様っぽく）
ああ削っているともよ！それでもコピー本の完成はかなり怪しいのが現状っす。正直に申し上げて、当日頒布できる可能性は半々といったところでしょうか。だからこんな日記を更新している場合じゃ決してねーんですけど、ちょっとこれだけはお伝えしておきたくて。題して、Kei’s Asylum読者プレゼント企画！コミケの為だけに自費でムリヤリ帰国記念、アメリカみやげを大放出っ！！参加方法はとってもカンタン：
C76三日目当日、当スペース（東ヨ-60b）にお越しいただき、
「あ、あのぉ、その、にっ、ににににに日記を読んだんですけど……」
「あ、アメっ、アメリカのおみやげが、え、えと、何て言うか、ほ、欲し……いえそのやっぱいいです」
的なことを伏し目がちにうつむき加減でぼそぼそと、俺らヲタ特有の挙動不審なオーラ全開でお伝えいただければ、はいそれだけでOK！いやそこは別に普通に声かけてくれればいいです頼むから。
ただ、おみやげを差し上げるにはいくつかお願いと言いますか、以下に該当する御方にしかお渡しすることができない事情があります点をご理解いただきたく。
・シャレの通じる方
・キレにくい、寛容な方
・いきなり俺を殴ったりしない方
ここで、どの品をお渡しするかはこちらで適当に（「適切に」というニュアンスではなく、「もうこれテキトーでよくね？」という意味の「適当」に）選ばせていただきます。誠に恐縮ですが返品は受け付けておらず、クーリングオフ期間もありませんのでご注意を。家に帰ってから即ゴミ箱にブチ込むのは歓迎いたします。……まあこんなに煽って逆にあまり期待されてもあれなんすけども。とにかくキミも、今すぐ巡回リストの末尾にメモメモ！
ちなみにこの企画、当サークルにおける発行物の頒布とは一切関係がございません。ですのでおみやげを受け取るに際して、当サークルの本を手に取る必要は全くありません。イベントとは無関係、単に現地でたまたま行う個人的なおみやげの手渡しということで、ご理解いただけると幸いです。
スペースに俺本人がいない場合でも、売り子の方に対応してもらえるよう準備しておくつもりですが、万が一何か不手際があった場合はゴメンなさい。実際に俺は当日、席を外していることが割と多いです。ったくさぁ、何でいっつも創作（少女）は俺のサークル参加日と被るかねえ、あの辺こそじっくり見て回りたいのにさ。一方でえろい本はじっくり見なくても経験と直感で判断できるから回るのに時間はかからないし大丈夫とかそういうのは置いといて。ご参考までに、こちとら一応閉会の拍手までスペースにいる予定ですし、15:00以降であれば本人が席にいる可能性大です。そして俺本人は、一目見て「おｗｗｗまｗｗｗえｗｗｗ」と思われるような格好をしている可能性も大です。メモするの忘れていても、それ見りゃ一発でおみやげのこと思い出すかもよ？
てかね、実際のところカウンターの回り具合とかを見るに、来ていただけたとしても2～3人。恐らく誰も来ない可能性が一番高いとふんでおりますので、これをお読みになった貴方、遠慮なくカモーン！また当方としましてもそのくらいの人数しか想定していないので、おみやげの数には限りがあり、お1人様1点とさせていただきますことご了承ください。「数に限りがあってむしろよかった」そう思ってもらえるようなアレなおみやげをご用意して、てぐすねひいて待ってます！……なお余った品は、仲間内で分配します。強制的に。
要は俺がこっちのイベント等に参加して、勢いで買ったはいいものの正直持て余している、そんな品々の体のいい処分……とかでは絶対になくて、皆さまへの日頃の感謝を込めた読者プレゼント企画！なのです断じて。