2016.08.16
夏コミC90ありがとうございました!
会場でお目にかかった皆さま、そして当サークルにお越しいただいた皆さま、誠にありがとうございましたー!
Twitterで先に報告差し上げた通り、全く想定していなかった、まさかの新刊「持ち込み分」完売という栄誉にあずかりました。うわああああい! みんな本当にありがとう!
んで、「持ち込み分」と言いますのは。今回は当サークル初となる全ページカラー本ということもあって、普段よりも多めの部数を刷りました。流行り廃りがあまり無いジャンルだし、のんびり4~5年かけて、コミケ以外のイベントにも参加して少しずつ頒布していけばいいやという割り切りでもって。むろん他所様に比べたらささやかなものですが、当サークルにとっては結構な数でして。あらかじめ会場へ送る分と自宅に送る分とを、印刷会社に分けて発送していただきました。ですので「完売」と言っても在庫はまだありますので、次回以降のイベントにちゃんと持って行きます。
しかしいくら分けたと言っても、会場へ送った部数でさえもこれまでの俺の同人活動による経験上、「まあ少なくとも半分以上は残るだろうな、せめてカバンに入るくらいにまで減ってくれたらいいなあ」という見込みで設定したものでした。何しろ当サークル初となるオリジナル本での参加ですからね? 一説には、二次創作からオリジナルジャンルへ移ると頒布数が10分の1になるとも言われていますし。正直言って今回、頒布数ゼロとか一桁とかも充分あり得るという覚悟で臨みました。
それがこのような嬉しい事態になったワケでして、もう会場で既に泣きそうなくらい感激していました。本の方に書いたようにサークル参加10周年記念として、畏れ多くもこれ以上無いと言っていい程の結果になったと思います。
そう、ウチはコミケサークル参加10周年なんですよ。一般参加していた期間が8年だから、何と一般参加よりもサークル参加している年数の方が長くなっていたのです! ……と言った所で、「?」と感じる方も大勢いらっしゃると思います。そんなの当たり前じゃね? と。漫研に所属していたり、学校の友達や先輩に誘われたり。色々なきっかけで、若い頃から同人活動していらっしゃる方は意外と多いと思います。各種ツールが発達した現在では、その傾向もますます強くなっているでしょう。
でも、ここで何度も書いていますが俺は、俺はそうじゃなかった。学生時代から、そして社会人になってからも、本当に独りぼっちのただのヲタクでした。だからこそコミケをはじめとする同人イベントに一般参加することが楽しくて楽しくて。まさか自分がサークル参加するようになるなんて、夢にも思っていませんでした。しかもそれが10年続くなんて。これまで俺の拙い本を手に取って下さった皆さまのおかげです。
今回ふと思いました。いつからだろう、サークル入場してあのがらんとした会場を歩くことが当たり前になったのは。一体いつからだろう、机のこちら側にいることに対する緊張感や感動を覚えなくなったのは。そんなんじゃ、ねェだろ! と、ネテロ会長風に。
何が言いたいのかをまとめますと、結局はいつも通りですが。俺、もっと面白い本作りたい、いや作ります。
次回以降も同じ、ウイスキー本での参加になります。今回は特別版ということでいつもと大分違う内容になりましたが、今後は従来に近いキモヲタ全開のノリでギャグ漫画や文章ネタを作っていくつもりです。もしかしたらそれは今回の本を手に取ってくださった、ある意味普通のウイスキーファンの方々には余計に合わないものになるかもしれず。頒布数は減るかもしれませんがそんなのへいちゃら。きっと分かってくれる人がいると信じて、俺は同人活動を続けたいと思います。まあ、たとえそんな人が一人もいなくても、本を作るのは止めませんけどね。ぼっちには慣れているんですよ、キモヲタは。じゃ、ぼちぼち次の10年目指して歩き出すとしますか。