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2017.10.31

久しぶりに漫画買って来た

あああもう10月も終わってしまう。ってことで生存報告。

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狙った訳ではないですがいずれも飲食系

まず「あたりのキッチン!」(アフタヌーンKC、著:白乃 雪)の1巻、2巻。連載されている雑誌を購読していながら改めてコミックスも買うという、俺にしちゃあ結構珍しいパターン。何かこう、ツボに入るものがあったようで。ギャグの見せ方なんかも含めて、全体的にかなり少女漫画寄りといった印象です。あらすじは公式サイトをご覧あれ。コミュ障で見た目も地味という設定のヒロインが「実は可愛い」と描かれたりする点などにはやや安直さを感じたりしますが、そこはご愛敬。登場人物は個性豊かで、定食屋の描写にもなかなかのリアリティがあって、楽しく読めます。対人関係がくっそ苦手だけど「料理でならコミュニケーションできる」というヒロインに、ヲタクであればあるほど共感できると思います。

それとついでに書店で見かけて気になって買ってみた「まどろみバーメイド」(芳文社コミックス、著:早川 パオ)1巻。屋台で営業するバーテンドレスというコンセプトがユニーク。まあ実際には、ボトルの置き場所や冷蔵庫のスペースに限界があることを考えると、作中にあるようなカクテルの提供の仕方は難しいでしょうけれど。ハイボール専門とかマティーニ専門とか、そういう形なら行けるかも? ってのは置いておいて。ピールを絞る仕草を「おまじない」と表現するシーンなどにはなるほどと思わされ、しっかり取材されている感があります。ただまあ1巻ラストの話で、弁当工場のライン工として働く女子が汚っさんに襲われかけて涙目で逃げてきて、100円玉一つ一つ取り出してお酒注文するとか……重いよ重たすぎますよ!? そういうのはほら俺、別腹で良いので。薄い本とかでちゃんと読みますから大丈夫です(?)。

さて。ブームとはそういうものかもしれませんが、最近の飲食系の漫画には。物語性が無く、ロクな取材も行われず薄っぺらい知識のみで描かれ、挙句の果てには主人公が大コマでアヘ顔晒すだけという何とも残念な作品が多いような気がしておりまして。今回買って来た作品のような味付けなら、楽しくいただけるのに……などとヒネクレた文句ばかり言っていても仕方ありません。自分自身も同じ落とし穴にはまらないよう心がけながら、ウイスキーに関する知識や経験を全力で詰め込んだ本を作りたいものです。

そう、気付けば今週には冬コミ当落発表が! 今回こそ受かりますように!